初めに、『あなたも必ず上位1%の人』になれます。
残りの99%の人は
- 『頑張ります』とよく口にする
- すぐやろうと思うだけで、なかなかやらない
- 仕事はつらいものと、あきらめている
- 苦手な仕事でも引き受けてしまう
- ミスした自分を責め続ける
- 他人との『競争』にこだわる
日本人は基本、仕事に対して真面目な方が多いと思います。
しかし大半の方が『真面目にやっているのに、うまくいかない?』なぜでしょう?
うまくいっている人は仕事に対してどのように向き合っているのでしょう?
今回、私が20年かけて学び、抽出した『仕事に対しての向き合い方』の解説をもとに『どのように仕事と向き合えば、うまくいくのか?』の疑問をできるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。
仕事に対しての向き合い方6選
うまくいっている人の仕事に対しての向き合い方は
- 『頑張ります』と軽々しく言わない
- すぐやろうと決めたら、すぐ行動に移す
- 仕事は楽しんでやるものと考えている
- 自分の苦手な仕事は極力、引き受けない
- ミスはすぐに忘れる
- 自分自身と『競争』する
一つずつ解説していきます。
(1)『頑張ります』と軽々しく言わない
日本人は『頑張る』ことが大好きな国民です。
スポーツ選手がオリンピック等の決意表明の時もきまって『頑張ってきます。応援よろしくおねがいします』と言いますね。
でも、実力を出し切れず、成果がついてこないことの方が多い。
私は、その理由が『頑張ります』『頑張ってきます』と言ったその時点で目標を達成したと、無意識に思ってしまう。
そんな錯覚が心を惑わすからではないかと思っています。
あなたの身の回りにも、何かにつけて『頑張ります!』と口癖のように言う人はいませんか?
上司が言葉をかけるたびに『はい、頑張ります』と実に良い返事をします。
しかし、実際には行動に移さない。『頑張ります』と言いながら、なぜ行動に移さないか?
私が思うその理由は、『頑張ります』と言うだけで、何をどう頑張るか、具体的に自分の中で思考できていないことが原因だと思っています。
思いを変えれば行動は変わるし、思いを変えるには言葉を使うのが一番いいと私も思っています。
でも、行動を変えるための言葉は、具体的に自分自身の頭で考えないと、行動には繋がらないと言えます。
本気で頑張ろうと思うなら、何を、どう頑張るか、頑張る内容を具体的に発信する必要があると思います。
やみくもな『頑張る』は精神論。自分の行動に繋げたいのであれば、具体的にどうしたいのか、どうするのか。それを自分自身に発信できたとき、はじめて行動に転換されるスイッチがオンになると言えます。
これを実践でき、自分の中で癖になれば、結果は目に見えて変わっていきます。
1%の人になるために
(2)すぐやろうと決めたら、すぐ行動に移す
行動には『鮮度と勢い』これが重要であると言えます。
やろうと決めたらすぐにやる。『やってください』と言われたらすぐに着手する。
この機敏さは絶対に大事にしてください。
すぐに行動を起こす人は、『やるぞ~』と決めた心のエネルギーが沈むことがありません。
一方、やろうとは思うことは思うのですが、行動を起こすまでに時間がかかる人は、行動し始めるころには、やろうと思った時のワクワク感が冷めてしまっていることが多いです。
『後でやろう』『暇になったらやろう』と行動に移すのを後回しにしているうちに、やる気そのものが鈍ってきてしまいます。
皆さんも、思い当たる節があるのではないでしょか?
私の周りにも、すぐ行動する派もいれば、『はい分かりました!』と返事はいいのですが、なかなか動き出そうとしない派の人がいます。
しばらく見ていると、すぐ動く派の人と、なかなか動き出そうとしない派の人の差は驚くほど開いていくことが分かります。
なかなか動き出そうとしない派の人は、最終的に自分を正当化するために、『時間がなかった』『そもそも自分がやる仕事ではない』と、自分が分かりましたと言ったにもかかわらず、そんな言い訳を言う始末。
逆に、すぐ行動する派の人は『ハイ』という返事と同時にすぐ着手してくれる。このように目に見えるように行動してくれる人を見ていると、頼んだ側も『この人に依頼して良かった』と結果がでる前からプラス評価を付けたくなります。
これは私の持論ですが、なかなか動き出そうとしない派の人のデスクは、汚くなる傾向にあります。『後でやろう』『まとまったらやろう』こんな思考が染みついているからです。
一つ一つは小さな仕事なのに、気が付いたときは大きなかたまりとなって自分に襲い掛かる。
そして、またやる気がなくなる。自分が後回しにした結果とも気づいてもいない。
今すぐ、すぐ行動する派に転向しませんか?
1%の人になるために
(3)仕事は楽しんでやるものと考えている
明日から仕事・・ 気持ちが重い・・ こんな方、かなりいると思います。
『あぁ~、また明日から仕事をしないといけない』と仕事全てを、嫌な物だと思っている。
こんな仕事を定年まで続けると思うだけで、お先真っ暗・・・
社会人なら、一日の大半は仕事の時間ですね。その時間が『楽しい時間』か『苦しい時間』かで、人生の幸福度は大きく変わると思います。
本当に今の仕事が苦しいのであれば、選択肢は二つしかありません。
- 一つは、覚悟を決めて今の仕事を辞めて転職・独立する選択肢。
- 二つ目は、今の仕事を続けていく選択肢。
その答えは、もう出ています。今日も会社に出勤していますよね。その事実があなたが選択した答えです。
消去法での選択であっても、答えを出したのなら、その答えは今の自分にとってベストアンサーなのではないでしょうか?
ベストなのだから、無意識でも何か、今の仕事にいいところを見出した決断なはずです。
そのいいところをさらに見つめると、今の仕事の中に、楽しめる要素、心を満たしてくれる要素は必ず見出せます。
実は私も、『会社に行くのがつらい』こんな時期がありました。
その時に尊敬する先輩から『毎日、会社に来ているのは、自己選択の結果だよ』という話をしていただいて、目からうろこでした。
それを聞いてから、毎日会社に行くことの、何がいいのかを懸命に考えたところ、『会社に行けば自分のデスクがある』自分に用意され場所があると気づきました。
それなら、『自分のデスクをもっと快適な環境にしてみようと』考え、行動してみました。
ボールペンや備品を会社支給のものではなく、自分が使いやすい、気に入ったデザインのもので揃える。
小さなことですが、自分のお金を使ってでも、できるだけ楽しい環境で仕事をしようと思うようになったのです。
その考えに変わってからは『今までの自分は、仕事が楽しくないのは会社のせいと決めつけていて、自分で楽しくする努力を怠っていた』と気づくことができました。
他人に依存した思考を捨てたことにより、間違いなく会社での時間が楽しくなっています。
1%の人になるために
(4)自分の苦手な仕事は極力、引き受けない
どんなに工夫しても楽しくなりそうもない仕事、イヤだなぁ~と思うような仕事はできれば断る方がいいと、私は考えています。
苦手なこと、嫌いなこと、したくないこと、思いが拒絶することは経験上しない方が良い結果になることが多いからです。
人は困難を乗り越えて成長していく。これも一つの考えです。自分のしたくないことを拒んでいては、成長なんかあり得ない!という考え方もあると思います。
人が嫌がることを率先して引き受けたい、そんな方もいるかもしれません。
その結果、胸を張ることができる。
それは素晴らしい成果だと思います。
しかし現実的には、気が向かない仕事を引き受けても、うまくいかないことの方が多くないでしょうか?
たぶん初めに『気が向かない』『できればやりたくない』と思ったことが、自分にブロックを掛けてしまうからと思います。
私は、心が拒むことはできるだけ『しない』ようにしています。
その代わりに、得意なこと、好きなこと、したいことは強い思いで取り組み、自分が持つ最大のエネルギーと時間を注いで、全てを賭ける意気込みで取り組んでいます。
そうすると、気持ちがどんどんのってきて、自分の最大がどんどん広がり、自分でもびっくりするような成果を上げることが出来るようになる実感があります。
会社でも、上層部の人しかそんな考え方は持てないし、実行できないでしょ!とそう言いたい気持ちも分かっているつもりです。
でも、本当にそうでしょうか?私は固定観念だと思います。
私も部下がいますが、何かを依頼したときに『すいません、私はそれはあまり得意ではないので、他の役割をいただけませんか?』と言われた方が、信頼が持てます。
苦手だと自覚もなく、指示されたことに、ただ『ハイ』と従う人は分かっていないうえに、自分なりの工夫や努力をしないことが多く、良い結果が出ない傾向があると思うからです。
自分の得意・不得意、何が好きか・嫌いかは自分が一番知っています。その不得意や嫌いを隠さない、その潔さが良い結果を招くことも多々あると考えます。
しかし、注意点が一点あります。
『できません』を正しく使用・説明できる勇気が、かえって好感を引き寄せることもあると思います。
1%の人になるために
(5)ミスはすぐに忘れる
まず前提に、わざとミスをする人なんていないと思います。
一生懸命やっていたのにミスしてしまった、時には、不可抗力のミスだってあると思います。
それでも多くの人は、『どんな理由があれ、それは自分が犯してしまったミス、自分が全て悪いんだ』と自分を責め続けてしまいます。
こうした態度、ミスの処理は、自分にとっても、他人にとっても一番避けたい対応と言えます。
自分を責めすぎてしまうと、委縮するばかりか、かえって新たなミスを招くことにもなりません。
実は、ミスをしたときに一番いい方法は、
『できるだけ早くミスを忘れてしまうことです。』
この世に、一生ミスを犯さない人なんていません。
一度もミスをしたことがないと言うかたがいるならば、ミスに気づかない超鈍感な人か、仕事の成果にに対して向き合い方を全然理解していない人のどちらかではと言いたいぐらいです。
『ミスをしてしまった』と言える人は、自分でミスを認識できる人です。
『私はミスをしたことがない』と言い張る人より、『すいません、ミスをしてしまいました』と言ってくる人に、むしろ信頼感は増します。
私は部下がミスをしたような場合、責めることも叱ることも、ほとんどしません。
明らかに横着からのケアレスミスであろうが、大きな損害を出したようなミスだろうが、それが分かった時点でいくら責めてもミス以前に戻すことはできないからです。
よく、『取り返しのつかないミス』と言いますが、実際にそんなミスはほとんどありません。
大きなダメージを受けることはもちろんありますが、その場合も、仕事はその先も続けていかなくてはなりません。
ミスが起こった時に最優先にすべきことは、ミスの余波、ダメージの波及を最小限に抑えるために何をするかを見極めて、素早く手を打つことです。
ミスをしてしまった当人も、会社の上司もミスのリカバリーに全力を尽くすことだけを考えればいいのです。
そうは言ってもミスをしてしまった人は、自分のことを責めるでしょう。
でもそんな風に身を縮め、立ち止まってしまう方が困るのです。これではミスのリカバリーのできません。
ミスをしてしまったら、今求められているのは、解決に向かって前に踏み出す行動だと自覚しましょう。
ミスはその場で忘れるようにして、すぐに切り替える意識が重要です。
1%の人になるために
(6)自分自身と『競争』する
今は厳しい競争社会だと言えると思います。
競争社会で生き残るためには、歯を食いしばり、力を振り絞って、他社(他者)との競争に勝たなくてはいけないと思っている人も多いと思います。
私も同感です。
しかし、私が競争しているのは、周りの人ではなく、『自分自身との競争』です。
以前の自分と比べて、今の自分は勝っているか?極端なことを言えば、昨日の自分に今日の自分は勝っているか、輝きを増しているかどうか?そこに重きを置いています。
自分自身との競争とは、『自分にだけできることを磨くこと』に尽きると思います。
視線を他社(他者)に向けず、自分を見つめて、自分の武器になる特性を徹底的に磨く。
『自分だけができる』という領域を築く。自分の希少価値を高める意識・行動こそが最強の生き残り策だと考えています。
他社(他者)に目を向け、競争を挑むと、絶対に負け戦が多くなります。
そうなると、『自分はダメだ』『自分だけなんでこうなんだろう』というような自分を否定する考えに陥りやすいと思います。
考え方を自分自身との競争に変えて、日々コツコツ積み上げることによって、以前の自分より素敵な自分になっていく。
自分自身との競争に逃げなければ、ひいては、他社(他者)と比べた場合でも誇れる自分になっていると確信を持って言えます。
今日のあなたは、昨日のあなたより輝いていますか?
1%の人になるために
以上で『仕事に対する向き合い方6選の解説を終了します。
共感していただいたなら、1項目づつでもいいので、自分の日常に取り入れていただけると幸いです。
効果を実感でき、皆さんの日常が今より、良くなることを祈っています。
ありがとうございました。