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【超初心者向け】いまさら聞けないQCサークルって何?を超簡単解説

QCサークル
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QCサークル大会に今度、参加する事になったんだけど…..

そもそもQCサークルってなにすんの?って、参加したことない人は分かりませんよね~

『大丈夫です!!』そんなお悩みをこのブログで、全て解決します!!

QCサークル概要・推進者、発表者がどの様に推進すればいいかを、解説します。

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テーマ:【超初心者向け】今さら聞けないQCサークルってそもそも何?【超簡単解説】

「QCサークル発表7回・QCサークル大会推進担当5回」経験した西島が現場目線な意見と、レアな経験談も交えて解説します。

では、始めましょう!

どういう人に見てもらいたいか?

  • QCサークルってよく聞くけど、そもそも何なの?って思っている方
  • 会社でQCサークル活動の推進担当になったんだけど、全然分かんないんですけど⁈と思っている方
  • 会社でQCサークル発表チームに選任されたけど、全然分かんないんですけど⁈と思っている方

この解説で何が分かるの?

  • QCサークルの概要が分かるようになります
  • QCサークル推進者にに選任されたら実施しなくてはいけない項目が大まかに分かります
  • QCサークル発表チームに選任されたらどの様な流れで進めればいいか、大まかな流れが分かります

 

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QCサークルって何?概要を超簡単に解説

品質を表記した写真

QCサークルってそもそも何ですか?

大丈夫ですよ!!

下記4項目に分けて、超簡単に解説します。

  • QCサークルの歴史(超簡単に)
  • QCサークルの活動概要
  • QCサークル活動をすることでのメリット(おまけ情報)
  • QCサークル活動をすることでのデメリット(おまけ情報)

QCサークルの歴史(超簡単に)

QCサークル活動は、第二次世界大戦後の日本の製造業において、

TQM(Total Quality Management)⇒総合的品質管理の一角をなすものとして誕生しました。

 

TQM(Total Quality management)⇒総合的品質管理って何?

企業活動における「品質」全般に対して、その維持・向上を図っていくための考え方、取り組み、手法、しくみ、方法論などの集合体とみたいなものです。

当時の日本企業の経営者・現場管理者は競争力を確保するためには、品質管理が不可欠との認識が強かったみたいです。(今でもそうですけど)

そんな中、経営者や現場管理者から品質管理を簡単に勉強できる何かが欲しいとの要望に対して1962年に「QCサークル」という雑誌が発行されました。(結構知られてないと思います)

その雑誌が、当時の日本に広がり、全国で多くのQCサークルが結成されました。

翌年の1963年には第1回のQCサークル大会が仙台で開催され、様々な改善事例の発表が行われました。組織としても(財)日本科学技術連盟内(日科技連と短縮して呼ばれることもある)に設置され、各地でQCサークル支部が結成されたそうです。今でも9支部44地区に分かれ、活動を行っています。

 

(財)日本科学技術連盟内に設置のQCサークルの支部とか地区って何してるの?

それぞれの地域でQCサークル活動を活発にうながすために、有名どころの企業が登録されています。登録されている企業がお互いに協力し、推進に関する困り事を議論・検討をする機会を作り、QCサークル大会や品質管理に関する研修会の企画・運営を実施しています。

その後、QCサークル活動は世界にも広まり、今では70以上の国でQCサークル活動が実施されいます。

日本発祥で世界にも波及してるなんて、すごいですね!

QCサークルの歴史についてはこれだけ知っていれば十分だと思います。

 

QCサークル活動の概要

QCサークルとは、第一線職場で働く人々が、継続的に製品・サービス・仕事などの質の管理・改善を行う小グループです。簡単にいうと、3~6人ぐらいのグループで現場の問題を改善するチームみたいなものです。

この小グループは、QCサークル活動を自主的に行い、QCの考え方・手法などを活用し、自己啓発・相互啓発をはかり、活動を進めます。言われてやるのではなく、活動する本人たちが「やりたいからやる」活動と言ってもいいと思います。

この活動は、QCサークルメンバーの能力向上・自己実現、明るく活力に満ちた職場づくり、お客様満足の向上および社会への貢献を目指す目的で活動します。実際は活動中にここまで考えている方はあまりいないと思いますが、とりあえず、自分の職場の問題が解決に向かうように活動できれば合格点だと思います。

経営者・管理者は、この活動を企業の体質改善・発展に寄与させるために、人材育成・職場活性化の重要な活動として位置づけ、自らのTQM(Total Quality Management総合的品質管理)などの全社的活動を実践するとともに、人間性を尊重し全員参加をめざした指導・支援をおこなう必要があります。経験者、上司の助けが無いと、初めはとても難しいと思いますので、積極的に協力を頂けるようにしてください。

QCサークル活動の概要はこんなところを押さえておけば、問題ないと思います。

 

QCサークル活動をすることでのメリット(おまけ情報)

まずはメリットですが下記の3点があげられると思います。

  • 品質管理の考え方・手法・問題解決能力を身に着けることができる
  • QCサークル活動を通して、会社メンバーとのチームワークが深まる
  • 職場の問題発見・改善を通して会社・企業・組織に貢献できる

一つずつ解説していきます。

 

品質管理の考え方・手法・問題解決能力を身に着けることができる

これは間違いないですね!

QCサークルは自分の現場の問題を統計的に見つけ出し、QC七つ道具を駆使して改善に導く活動です。

この改善活動の手法をQC手法とも言いますが、このQC手法は、どの業種でも、どの業務内容でも当てはまる改善手法です。この手法を駆使できる様になれば、今抱えている問題がすべて解決とまではいきませんが、軽減されることは間違いないと言っていいと思います。

この手法を身に着けて、改善を繰り返すことで「品質管理とはこういう事だ!」という概念が自分の中で構築されていきます。

そこまで行くと、自分の意志とは関係なく、会社での自分の価値も自然に上がり、信頼と成果を獲得することになるでしょう!

大げさかもしれませんが、QCサークルを深く理解する事で、市場価値の高い人材になれると言えます。

 

QCサークル活動を通して、会社メンバーとのチームワークが深まる

QCサークル活動のメリットとして小集団での活動が挙げられます。

小集団ということは、参加したほとんどのメンバーが意見をすることに必然となりますので、今まで業務ではあまり関りの無かったメンバーの考えを聞く機会になります。

この時に大抵感じるのが「こいつ、こんな考えをもっていたんだー」ってことが多いことです。

自分の他人に対する固定観念がボロボロ音を立てて、崩れていくことを体験できるでしょう。

こうなれば、お分かりの様に、日常業務での人間関係も向上し仕事が楽しくなります。

メンバーの選定は、日頃あまり絡まない人を選任するのもおすすめです。

 

職場の問題発見・改善を通して会社・企業・組織に貢献できる

これは【品質管理の考え方・手法・問題解決能力を身に着けることができる】の項でもお話ししましたがQCサークル活動を活発に実施し、効果を出すことによって、その効果はその会社・企業・組織に貢献できるということになります。

企業・組織に貢献する項目としては、もちろん売上・利益に貢献するお金の貢献や、組織の体質強化などの結果として顧客への貢献、作業性をよくできたことによる従業員への貢献などいろいろあります。

この様にQCサークル活動を有効に活用することができれば、会社・企業・組織への発展に大きく寄与できると言えるでしょう。

余談ですが、会社の給与が安いとか、なげいている人は自分が会社・企業・組織に貢献できるようなことをしているか、自分の胸に手を当てて考えてみましょう。(話がそれまして、すいません)

 

QCサークル活動をすることでのデメリット(おまけ情報)

私が考えるQCサークルをすることでのデメリットは下記の3点です。(実体験あり)

  • QCサークル発表をこなすための、QCサークル活動になってしまっている
  • QCサークル活動を1人でやっている
  • QCサークル活動を行ったことで人間関係にヒビが入る

解説していきます。

 

QCサークル発表をこなすための、QCサークル活動になってしまっている

これは良くありがちの例です。

会社にやれと言われたから・上司にやれといわれたから・QCサークルの発表が近いからしぶしぶ…..

こんな感覚でQCサークル活動をやってもあまり意味がないといっていいでしょう。

このようなサークルの特徴は、資料を作成するために、改善内容や効果をでっち上げて作成していたりします。QCサークルが終わってから、その現場を見に行くとQCサークルで発表した改善事例の形跡がまったく無かったり、形骸化していることが良くあります。

どうしても体質でこうなってしまうのなら、正直、時間のムダです。QCサークル活動自体やらない判断を下してもいいと思います。

 

QCサークル活動を1人でやっている

これもよくありますね~。

QCサークルと言っているのに、1人で資料作成のみ実施している例です。

QCサークルをやるために、選定した問題を解決するのではなく、通常業務でたまたま改善につながった内容を、あたかもQCサークルでやりました!的な感じで表してくるパターンです。

これに陥るのは、リーダーになった人のリーダーシップがなく、活動自体が形骸化して、最終的に1人でやる羽目になったり、日常業務が忙しいを理由に発表直前で資料だけ何とか作る、こんな感じです。

こういうサークルを見ると、QCサークルが出来ない問題を、QCサークルで改善すればと思っちゃいます。

大体こういう現場は、業績もあまり良くない傾向が見られます。

QCサークルの論点から外れてしまった、事例ですね。(でも結構多いのも現実)

 

QCサークル活動を行ったことで人間関係にヒビが入る

これはレアケースだとは思いますが、目の当たりにしたことがあります。

QCサークルのテーマを決める際に、意見が合わず片方の人がQCサークル活動を辞退した例です。

QCサークル活動自体は、何とか実施することが出来ましたが、その後、通常の業務内で、今回のQCサークル活動でのことが引き金になり、1名が退職する事態まで発展したことがありました。

これは、その人の人間性にも問題はありましたが、そのチームはQCサークルに参加すること自体が初めてで、QCサークルとはなんぞや?という事前説明が足りなかったことも要因に感じました。(たらればですが)

それからは、QCサークルに初めて参加するチームにはQCサークルとはこういうものですという、最低限の説明をしてから取り掛からせるようにしています。

 

QCサークル大会の推進者が実施しなくてはいけないことは?

品質管理の写真

ここでは、QCサークル推進者が最低限、押さえておきたい項目と実施するタイミングををピックアップしまて解説します。(1回/年、QCサークルが開催される場合を想定)

  • 参加チームの募集をする(QCサークル大会1年前)
  • 参加チームの活動進捗方法を決める(QCサークル大会1年前)
  • 開催場所・開催日程を決める(QCサークル大会3か月前)
  • 審査員・司会者を決める(QCサークル大会3か月前)
  • 大会上位者への賞金・商品を決める(QCサークル大会3か月前)
  • 大会プログラムを作成する(QCサークル大会2か月前)
  • 大会参加者を募る(QCサークル大会2か月前)
  • 大会会場のレイアウトを決める(QCサークル大会2か月前)
  • 大会で使用する備品を用意する(QCサークル大会1か月前)
  • 大会時に司会者が使用する台本を作成する(QCサークル大会1か月前)
  • 審査員が評価する評価表を作成する(QCサークル大会1か月前)
  • 当日のお弁当・お茶の用意(QCサークル大会2週間前)
  • 当日の進行お手伝いを依頼(QCサークル大会2週間前)
  • 会場側との整合(QCサークル大会1週間前)
  • 当日の進行(QCサークル大会当日)

QCサークル大会推進者が押さえておきたい項目と、実施するタイミングはこんな感じですかね。

QCサークル大会1年前~3か月前くらいの期間は、参加チームの活動進捗を確認するぐらいで問題ないと思います。その後、QCサークル大会2か月前~大会当日までは割とハードですが、順序良く進めれば何とでもなります。

初めてQCサークル大会推進担当に抜擢されたとしても、焦らず、コツコツこなしていきましょう。

各項目の詳細がもっと知りたい!!という方はこちらの⇒⇒【QCサークル大会推進担当が押さえておくべき15のポイントを解説:前編】⇒⇒【QCサークル大会推進担当が押さえておくべ15のポイントを解説:後編】をご確認ください。

 

 

QCサークル大会の発表チームに選任されたら、どの様に進めればいいか?

データグラフの画像

ここでは、QCサークル大会発表チームに選任されたら、どの様な項目を、どのタイミングで進めればいいかを解説します。(1回/年、QCサークルが開催される場合を想定)

  • リーダーとメンバー(アドバイザー)の選任をする(QCサークル大会1年前)
  • チームミーティングを開催する(QCサークル大会まで1回/月以上)
  • QCサークル大会の発表資料の作成(QCサークル大会半年前~1か月前)
  • QCサークル大会発表の練習(QCサークル大会1か月前~毎週)
  • QCサークル大会当日の発表(QCサークル大会当日)

QCサークル発表チームに選任さえれたら、押さえておきたい進め方と、実施するタイミングはこんな感じですかね。

進め方は分かったけど、肝心なQCサークルの資料作成方法の詳細が知りたいんだよ!って思いますよね!そんな方は⇒【完全版:QCサークル大会発表者が上位を狙える資料作成方法を完全解説】:サンプル資料ありをご確認ください。

 

本日はこの辺で終わりにします。

 

ここまで見てくださって、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

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