私は20年以上の喫煙歴がありました。
タバコの値上げのたびに禁煙を試みますが、毎回1日~2日で挫折。
そんな方、多いのではないでしょうか?
意志の弱い私は、一生タバコとは付き合っていくんだろーなーと思っていました。
しかしこんな私が『息子との、ある約束』をしたことで、今のところ禁煙を継続できています。
たまたま思いついた方法ですが、かなり効果的な方法だと思いますので、ご紹介します。
『本当は禁煙したいのに、どうしてもやめられない。』
こんな方に少しでも参考になればと思います。
禁煙を決意した背景
20年以上吸い続けてきたタバコ。
私が禁煙を決意した背景は、以下の3項目です。
- お金のムダ
- 時間のムダ
- 息子がPCを欲しがる
一つずつ解説します。
お金のムダ
喫煙していた時は1日に1箱、20本のタバコを吸っていたと思います。
買っていたタバコは560円。
計算すれば簡単ですね。
- 1ヶ月(30日計算)⇒¥16,800円⇒ちょっとした贅沢な食事とかできる
- 1年(365日計算)⇒¥204,400円⇒家族で旅行できる
- 10年(3650日計算)⇒¥2,044,000⇒軽自動車、一括で買えますね
てな具合に、ムダでしかないですね。
実際は、そのお金がまるまる残るとは思いませんが、身体に害もあるタバコを、これだけの費用をかけて、自分の寿命を短くするために投資していることが、バカらしくなりました。
これが禁煙に至った、一つ目の理由です。
時間のムダ
前章のお金のムダ。もちろん禁煙を決意した理由の一つです。
しかし私的には『時間のムダ』これが禁煙を決意した一番の理由です。
先ほども書きましたが、1日1箱、20本はタバコを吸っていたと思います。
単純に計算しても、1本吸うのに5分として、20本吸うのに100分。
この時点でも、充分ムダな時間ですが、実際はタバコが吸いたいと思ってから、喫煙所に向かったり、外出時は喫煙所を探したり、そんな時間を入れれば、上記の時間より間違いなくムダな時間が掛かっているでしょう。
その他にも、タバコが吸いたいと思った時から、集中力が下がり、仕事の生産性も間違いなく落ちていると感じていました。
よく、喫煙所での会話で商談が進んだり、コミュニケーションが向上したりと言う方がいますが、これは喫煙していたときから、疑問を感じていました。
別に、喫煙所じゃなくても商談の話や、会社内でのコミュニケーションは取れますよね。
これは、タバコをやめられない人の、都合のいい言い訳だと思います。
お金のムダ・時間のムダ
正直、これは誰でもわかるし、私も長い間、ずうっと思いながらも禁煙できない。
自分の甘さを、どうしても払拭できず、だらだらタバコを吸い続ける日々が続きました。
しかし、小学校6年生になる息子からの提案で、『もしかしたら禁煙できるかも!』と思えるようなアイデアを閃いちゃったんです。
息子がPC欲しがる
小学校6年生の息子からの提案とは、
『PCを買ってほしい』との内容でした。
は?これがなんで禁煙と関係あるの?と思いますよね。
説明していきますね。
まず、うちの息子、小学校6年生のスペックですが、
- 学校の成績は普通
- 家ではゲーム廃人(PS4のフォートナイトばかり)
- 性格は、継続が苦手
ざっくりこんな感じの子です。どこにでもいる普通の子です。
この息子から2020年12月26日クリスマス後に『PCを買ってほしいと』提案がありました。
提案の内容は、クリスマスに親戚や私たち親からもらったお金と、これからもらえるお年玉を合わせても欲しいPCが買えないので足りない分を出してほしいとのことでした。
日頃からそこまで物を欲しがる子でもなかったし、自主的にPC操作(多分ゲームだけど)を覚えられるのは、将来使えるスキルにもなるだろうし、いいかな~と思いましたが。
がっ、ここで名案(ルール)を思い付いちゃったんです。
※もったいぶって、すいません。
次章からが本題です。
息子と約束したルール
名案(ルール)とは、ずばり
解説していきます。
30分読書500円ルール
今回、息子の『PC買ってほしい!』の提案で思いついた名案(ルール)は
【30分読書500円ルール】です。
名前の通り、息子が1日30分読書したら、500円をお小遣いとして上げるというルールです。
もう少し、このルールを深堀すると
- 息子に30分読書した内容を報告させる
- 息子のお小遣いは、今後この方法でしか支給しない
- 500円は私のお小遣いから支払う(今までタバコを購入していた費用)
一つずつ解説します。
息子に30分読書した内容を報告させる
実際に息子が読書をしたか、していないかの確認も含めての報告です。
一番の狙いは、読書した内容を強制的にアウトプットする機会を作ることで、知識を本人の脳に定着させることが目的で、このルールを設定しました。
息子はそんな意図でやっていることも知らずに、必死に内容を報告してきます。
お小遣いの500円はこの報告が終了時点で、手渡しで渡すようにしています。
息子のお小遣いは、今後この方法でしか支給しない
息子に課したもう一つのルールは『今後お小遣いはこの方法でしか支給しない』という内容です。
ここでの目的は、息子の苦手な『継続』を克服する事と、自分の行動で対価をもらえることを実感させることです。
これから中学生になり、もっと欲しいものが増えるし、高額にもなってくると思います。
それを得るためには、結果的に30分読書をするしかありません。
読書を30分しなければ、自分の生活が潤わないからです。
息子的には、自分の生活を潤わせるために、初めはいやいや読書をすることになると思いますが、結果的に読書習慣が身に付けばよいなと思います。
でも、30分読書しただけで、500円の報酬がもらえるって、かなり良い制度ですよね。
考えた私自身が活用したいぐらいの制度です。
500円は私のお小遣いから支払う(今までタバコを購入していた費用)
では、その息子に30分読書の報酬『500円』はどこから出すのか?
それは、私が今までタバコを買っていた、お小遣いからです。
息子と約束したルールを成立させるためには、私がタバコを買わずに500円を捻出するしかありません。
もちろん、この禁煙プログラムを成功させるために、嫁さんには今まで通りのお小遣い設定を事前に依頼しておきました。
私のお財布から出さないと、意味がないですからね。
このルールを設定したことで、私自身にかかると考えた心理的な影響は
- 息子は読書で頑張っているのに、私だけが約束を破るわけにはいかない
- タバコを購入しようとするたびに、息子のとの約束が抑止力になる
このような形で2021年1月1日からスタートした禁煙ですが、今のところ(1/14現在)継続できています。
まだ、2週間ちょっとで禁煙⁈と思われますよね。
しかし、私にとっては今までで、一番継続できている方法です。
一人の意思ではできないことでも、自分がやらなくてはいけない状況・環境にあえて身を置いたり、信頼を損ないたくない人との約束は、自分を抑止するのにかなり効果的だと思います。
ちなみに息子も毎日ではないにせよ、読書した内容を報告しにきて、小銭を稼いでいます。
記事は以上になります。
禁煙を成功させたい方に少しでもお役に立てれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。